『行動経済学の真実 (集英社新書)』
https://m.media-amazon.com/images/I/61b7c8I5rwL._SY466_.jpg https://www.amazon.co.jp/%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B7%9D%E8%B6%8A-%E6%95%8F%E5%8F%B8/dp/4087213315/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&dib_tag=se&dib=eyJ2IjoiMSJ9._D5VZyn20axxpVKXlFsiv4GePMr1Ocrw6Dm8DIepfykfwvVXl6PtL6r_84lCIQ1UVq_OJui8QS9r1SnRMxmr5onEXFMjtZWALERS5SxEHPJVF-SFqTBRm6AoWlqxJXbS-ctGBnLNJk7Gh_XEhNcLs7lZ13KSOmquW_EuXlFo-oUQVN2yCoYn4KNgrrO5dFjW_A-VFINdUsyfDlZxwqxIqHXc3oeTsLDMvsDV_AG-CVYTTG7T2qfmi09wfN8yHnytjMNMmaiOztyi_s5t_7rQwFVGqlAdQ4BFpSnYRkDfqM4.b-LJvHfq0iNtdZJIpRnpAXb8tv4urSsBVBg0t98W0qo&qid=1728775705&sr=8-1
保険や金融、政策にも活用されていることから、「ビジネスパーソンに必須な教養」とまで喧伝されている行動経済学。
従来の経済学が想定してこなかった、人間の多様な行動を理論化したことにより、2000年代から脚光を浴び始めた。
しかし近年、主要理論の「再現性」に疑問が生じたことにより、その正当性が疑われ始めた。
果たして行動経済学は信頼できるのか?
行動経済学会の会長を務めている著者が、主要な成果を再検討することによって、根本から行動経済学を見直す。
入門から応用までが詰まった決定版。
【目次】
第1章 行動経済学は科学的か?
第2章 何が利益と損失の違いを決めるのか?――参照点依存性
第3章 一度手にしたものは手放すのが惜しくなる?――保有効果
第4章 損失は利益よりも重要視される?――損失回避性
第5章 ものは言いよう?――フレーミング効果
【著者略歴】
川越敏司 (かわごえ としじ)
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科教授。
2024年より行動経済学会会長。
博士(経済学)。
1970年、和歌山県和歌山市生まれ。
専門分野はゲーム理論・実験経済学。
著書に『実験経済学』(東京大学出版会)、『行動ゲーム理論入門』(NTT出版)、『「意思決定」の科学』(講談社ブルーバックス)など多数。
趣味はバロック・フルート演奏、チェス・プロブレムや詰将棋、漢詩の創作。
読書メモ
p.51
実験における仮想的課題と現実的課題
p.85
取引経験の多寡が保有効果の発生に影響を与えている
p.102
実験者効果
p.171
認知的負荷が高い状況では、人は確実なオプションを選択する
p.183
マインドゲーム
p.187
利益フレームの利他的メッセージだけが感染予防策を取らせるのに効果的だった
p.198
デュエム=クワインのテーゼ
なんらかの理論上の仮説を検証・反証する実験が計画されたとき、実はその仮説を単独ではテストすることはできず、さまざまな補助仮説とともにしかテストできない、という主張。